1. |
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01:14
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時計の針は止まったまま
砕け散ったステンドグラス
頬から流れる血は鮮やかに
ただ 虚空を想う
心が空白に染まる間際
瞼をかすめる一筋の指輪の光が
僕の右手をつかんで離さず
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2. |
Air
04:36
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only the Air
Dear my parents
Are you looking from the sky?
I'll marry my lover tomorrow
You guys will love her too
失ってばかりの人生だったけれど君が安らぎを与えてくれるから
両親の墓標を [Rainy day] 背にして駆ける [Smoke smell]
Rosaの待つ孤児院へと
強まる雨音が僕の心 [Bad feeling] かき乱して [Rosa's smile]
忌まわしい過去の記憶が甦り…
空を覆う黒煙が視界をふさいでいく まるで未来を閉ざすかのよう どこまででも立ちはだかり
風を刻む爆音が鼓膜を打ちぬいてくる [I don't want to lose anymore]
無我夢中で走り抜けた先に見えたのは崩れ落ちた孤児院と
only the Air
何が起きたのか分からないまま 瓦礫の山に近づき立ちつくす
国の兵士たちに無理やり連れ出され 己の無力さに打ちひしがれて
渡された 痛いほどに傷だらけの婚約指輪が教えてくれる
君のいない この世界に もう未練は何もないから
「すぐに会えるよ 少しだけ待ってて」
Rosaの墓標を [Sadness day] 背にして駆ける [Dry tears] 誰もいない礼拝堂へと
手にしたナイフを首元に刺し [Resonance Bell] 貫いて [Light of God] 全てが終わるはずだったのに
響き渡る鐘の音が意識を呼び覚ます 白い少女の細い指先 僕の刃を遮って
交差する冷たい腕 そっと首に掛けられて [She gently wraps me up]
伝播した微かなぬくもりは 心の奥底の歪みを広げるのには十分すぎて
少女の深紅の瞳を見つめ 想う
I will live for you...
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3. |
Engagement Destruction
03:49
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幼い頃から重ねた訓練は凄絶 でもそれも国の為
つつがなく任務を遂行する事が私の存在意義
戦乱に紛れて孤児を装い さりげなく溶け込んでいくだけ
それはいずれ敵国を滅ぼすでしょう
愛想笑いと偽りの感情を黒の仮面で欺く日々
何も知らず近づいてくる 両親を亡くした男
無邪気な笑顔 時に泣顔でさえ彼は私に見せてくるけれど
心に栓をして いつも通りの貼り付けた笑みで応える
周囲の信頼を勝ち取る為 敵国の情報を集め伝える為
光と影を繰り返し用意周到に計画を組み立てていく
孤児院での日々 私を気遣いAirは静かに寄り添う
そして数年の月日が流れて…
愛していると いつか君の本当の笑顔が見たいと告げる男
それさえも利用すればいい 研ぎ澄まされていく計画
Proposeを受け入れるふりをして
薬指に光る婚約指輪
私の心と身体は全部空事で創られている
愛なんて知らない だってそんなの教えられていないのだから
愛想笑いと偽りの感情を白のヴェールで欺いた日々
右手の婚約指輪を見つめ よぎる彼の表情
無邪気な笑顔 時に見せた泣顔 私を揺らした彼にさよならを
全てに栓をして婚約指輪を外す 準備は整った
Engagement Destruction
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4. |
Fantasy Bride
07:57
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時計の針が重なり合う午前零時 錆びれた礼拝堂 SORAとAirが見つめあう
ベルの暖かい音色に包まれて 二人だけの挙式が始まる
共に歩もう ヴァージンロードのその先へ
躓くことがあっても SORAがそばにいる
共に手を取り合い二人支えあおう キミだけはもう絶対離さないから
We are exchanged marriage vows and wedding rings
キミの左手に契りのリングを
We are exchanged words of love and the first kiss
愛してる このままずっと 抱き寄せ誓いの口づけを
Fantasy Bride
ステンドグラスの欠片がひとつ Airの頬をそっとかすめた時 時計の針は刻々とリズム奏でて婚礼を彩る
窓の隙間から冷たい風が吹き どこからか澄み渡る歌声流れ すべての音が讃美歌となって
この空しい世界を上書きしていく
さあ踊りましょう 聖歌にのせてリードして クイックステップで魅せて
最初で最後のダンス 終焉を迎えるその時まで
ただ二人だけの世界を…(Just the two of us)
白く透き通るドレス 色鮮やかなブーケ 次第にセピアに染められていく
戦慄く身体 視界がモノトーンに変わる 僕の耳元で彼女が優しくささやく
「私はあなたの理想の空想」
泣かないよ キミが本当に夢幻だったとしても
We are exchanged marriage vows and wedding rings
キミは確かにここに存在して
We are exchanged words of love and the first kiss
愛してる 未来永劫 穏やかにキミを抱きしめる
その刹那 彼女は雫と共に消えて あの時のぬくもりさえ失い
僕は独り ただ虚空を抱きしめ笑う
時計の針は二度と重なる事なく…
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Roman so Words Tokyo, Japan
2010年春、創作担当のYuiとヴォーカル担当の己稀により結成された物語音楽ユニット。
作品ごとに異なる世界観を音楽や唄、言葉、イラストといった感性に訴えかける全ての要素で表現することを目標に日々精進しています。
Dramatic,Melodious and Romantic forever…
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